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旅人の歯医者日記

第3章 ユーラシア大陸横断
#3-2 振り出しの虫歯

1999年12月~2000年1月

抜歯した親知らずの隣の差し歯に隙間ができ、内部が虫歯になってしまいました。

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3、歯医者からの葉書

ハガキが届くイメージ(*イラスト:acworksさん)

(*イラスト:acworksさん 【イラストAC】

12月、バタバタとユーラシア大陸横断への準備をしている最中、通っていた歯医者から葉書が届いた。滞納分の請求書か。先送り大好き人間なので、葉書や封書が届くと、不吉なことしか思い浮かばない。

いやいや、歯医者に関しては全部払っていたはず。トラブルもなかったし、円満に治療が終わったはず。なんだろう・・・と、葉書を見ると、定期検診のお知らせだった。

歯医者に通っている期間は2年7ヵ月と長いのだが、長い間隔を開けずに次の問題が起きていたので、こういった定期健診の葉書が自宅に届くのは、今回が初めてだった。

歯のクリーニングのイメージ(*イラスト:バターさん)

(*イラスト:バターさん 【イラストAC】

定期健診か・・・。長く通っていると、色々と歯についての知識もついてくるというもの。プラークという歯垢はなるべく定期的に取ったほうがいいんだよな。固まって歯石になると厄介なことになる。

先に予防として歯医者に行くのと、虫歯ができてから何度も治療に足を運ぶのとでは、前者のほうが負担が少ない。何より時間に縛られない。それは身に沁みて理解できている。

最近では毎日ちゃんと歯を磨いているので、虫歯は見当たらない。健康のため、いや、旅行資金を節約と、17万円もした差し歯がタバコのヤニで黄ばむのが嫌で、とりあえず煙草をやめているので、歯が白く感じる。

歯に関しては何も問題のない状態だが、転ばぬ先のなんとやら。備えあれば憂いなしというやつだ。それに今回の旅は1年以上の長旅を予定している。旅をしている最中は、歯のケアがおろそかになりやすい。万全な状態で旅立てば、帰国したときにダメージも少ないだろう。

更には、歯のクリーニングは慣れると結構気持ちいいし、歯医者には長い期間通ったのでちょっと懐かしい。出発する前の週にでも歯のクリーニングをしてもらいに行こうではないか。

微笑ましいイメージ(*イラスト:ちょこぴよさん)

(*イラスト:ちょこぴよさん 【イラストAC】

とうとう私も歯の健康を気遣うようになったんだな・・・。これも長年歯医者に通い続けた成果ってやつなのだろう。自ら進んで歯医者に行こうとする自分の成長を微笑ましく思うのだった。

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しかし、その計画は実現されることはなかった。葉書が届いた一週間後。夕食を食べていると、奥歯の歯と歯の間に食べかすが挟まってしまった。なかなかしぶといやつで、爪楊枝を使ってなんとか取れた。

爪楊枝のイメージ(*イラスト:みくろうさん)

(*イラスト:みくろうさん 【イラストAC】

が、その食べかすをとった後もどうもすっきりとしない。まだ残存感がある・・・といったような変な感触で、ちょっとムズムズする。

なんでこんなにムズムズするんだ・・・。更に爪楊枝で突っついていたら、今度は血が出てきた。ちょっといらい過ぎてしまった。いらわないようにしよう・・・、我慢、我慢。

ほっておけば治るだろう・・・と思うのだが、性格的なものなのか、この後もムズムズ感が気になり、ちょくちょく舌や手でいらっていた。

それから1時間ほど経ってもが、やはりなんか変な感触で、少し痛痒い。今まで経験した歯の痛みは、どれもピリッとした痛さ。例えるならタバスコのような感じで、音楽で例えればソプラノのような痛さだったのだが、今回のはジーンとした痛さ、音楽で例えればコントラバスのような痛さだった。騒ぐような痛さではないのだが、逆にそれが不安になる。

コントラバスのイメージ(*イラスト:acworksさん)

(*イラスト:acworksさん 【イラストAC】

この痛みを感じる歯は、一番最初に治療して神経を抜いた歯。そして数ヶ月前に抜いた親知らずの隣の歯でもある。

親知らずを抜いたことで、隙間から食べかすが入り、虫歯になってしまったのだろうか。それが一番納得できる原因だろう。

もしそうだとしても、神経のない歯が痛いというのはどういうことだ。もしかしたらかなりの重症って事なのか。銀歯を外してみたら、中が腐敗していて、えらいこっちゃな状態になっていたりして・・・。そう考えると不安というか、恐怖。

もう飛行機の予約を入れてしまったので、歯医者に行くなら早く行かないと、出発に間に合わない。明日にでも歯医者に行こう。と、年の暮れの忙しい時期、久しぶりに歯医者の自動ドアの扉を開けたのだった。

4、年の瀬の歯医者

歯医者のイメージ(*イラスト:Cranberryさん)

(*イラスト:Cranberryさん 【イラストAC】

歯科健診+ちょこっと歯を診てもらう程度だったら予約しないでも大丈夫だろう。もしかしたら大したことではないかもしれないし・・・。それに予約の電話をかけるのをためらい、歯医者へ行くのを先延ばしにしてしまうことも多いのが、私。思い立ったが吉日。ってなもので、直接歯医者へ来てしまった。

そして定期検診の葉書を持って、受付で「定期健診と、奥歯が痛いので診てもらえますか?」と言うと、やっぱりというか、迷惑そうな顔をされた。

どうやら年の暮れともあって歯医者もかなり混雑しているもよう。私みたいな駆け込み患者も多いみたいだ。「1時間ぐらい待つかもしれませんよ」と、機嫌悪そうな表情で言われたが、30分ぐらいで診察室に通してもらえた。

不機嫌な歯科衛生士のイメージ(*イラスト:さしみさん)

(*イラスト:さしみさん 【イラストAC】

まず歯科衛生士の女性が問診にやってきた。「今日はどうされましたか?」の問いに、「昨晩から右上奥歯の差し歯がなんとなく痛いです。」って、なんか変な表現だ。

「奥歯の差し歯の辺りが例えようのない痛いような感じです。」これも変だ。うまく説明したいのだが、「すごく痛い」という感覚ではないし、差し歯の中がどういう状況になっているのか、自分では見当もつかないので、どうも説明し辛い。

下手に説明をするよりも、実際に見てもらう方がよさそうだ。座ったままの状態で口を開けて簡単に診てもらうものの、銀歯の差し歯では、虫歯ができているとか、欠けているとか、表面的にわかることは少ない。

やっぱりというか、歯科衛生士でも簡単に状況がわからないようで、「う~ん」といった困惑する表情になってしまった。

不機嫌な歯科衛生士のイメージ(*イラスト:ちま次郎さん)

(*イラスト:ちま次郎さん 【イラストAC】

でも、何とかしなければといった感じで、「痛みますか?」と歯を軽く叩いてみたりするものの、すごく痛いわけではない。「特に痛くないです・・・」と正直に答えるのだが、歯科衛生士の女性はいっそう困惑の表情となってしまった。

ここは気を利かせて、もうちょっと反応よく痛がった方がよかったのかな・・・。忙しい日に予約なしの飛び入りで押しかけてきたので、あまり痛くないというのも罪悪感を感じてしまうし・・・。

困惑するイメージ(*イラスト:ちょこぴよさん)

(*イラスト:ちょこぴよさん 【イラストAC】

八方ふさがりといった状況なので、後は先生に診てもらって・・・という流れになると思ったのだが、どうしても先生に患者の症状を伝えるように言われているのか、再び、「どういう痛さですか?」「どんな感触ですか?」と聞いてきた。

それがうまく表現できないから困っているのに・・・。仕方がないので、「なんて言うか、例えるならコントラバスのような痛さです。」と簡潔に表現してみたのだが、「えっ・・・???」と余計に混乱させてしまったようで、「はぁ~、そうですか・・・」と反応に困ったまま問診が終わり、「先生が来るまでそのままお待ちください。」と席から離れていってしまった。

コントラバスのイメージ(*イラスト:まごまめさん)

(*イラスト:まごまめさん 【イラストAC】

しばらくすると歯科助手の人に代わり、先生がやってきた。「コントラバスのような痛さで来院した」と伝えられたのかは不明だが、あれこれと問診したり、触診してみるものの、はっきりしない。で、困ったらレントゲンといった感じで、レントゲンを撮る事になった。まあこれが一番手っ取り早い。

奥歯を重点的に撮影し、出来あがった写真を見ると、やはり差し歯の中が虫歯になっているようだった。ただ、写真で見る限りそこまで重傷ではないらしい。

1月20日に飛行機の予約を入れ、旅に出る旨を伝えると、「正月休みを挟むので100%とは言えませんが、おそらくそれまでに治ります。」と言われ、ひとまず安心した。

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「今日の治療は被せている物を外して、虫歯になっている部分を削ります。」と告げられ、早速、治療開始。

まずは被せている銀歯を取り外すのだが、「この歯は神経を取っているので、麻酔なしでも痛さを感じないので、早速、歯を削っていきます。」と言い、麻酔ではなく、いきなりドリルが用意された。

驚くイメージ(*イラスト:poosanさん)

(*イラスト:poosanさん 【イラストAC】

えぇ~、おい、ちょっと待ってよ。麻酔なしって・・・。本当に大丈夫なの・・・。思ってもいなかった展開に血の気が引いていく。

麻酔なしで本当に痛くないのだろうか。いきなり痛くなる事はないだろうか。何かの拍子に神経が復活して、気絶するような激痛に襲われるってことにはならないよね・・・。かなり不安・・・。いや、強烈に不安。というか、マジで怖いんだけど・・・。

まだ心の準備ができていない・・・。神経がなくても念のために麻酔をして欲しいな・・・。その方が安心できる・・・。そう先生に目で訴えてみたが、あまりの忙しさにそんな気遣いをしている場合ではないといった、禍々しさを感じるオーラに跳ね返されてしまった。

やばいオーラをまとうイメージ(*イラスト:ちょこぴよさん)

(*イラスト:ちょこぴよさん 【イラストAC】

今日はいつになく判断が早い・・・。というか、忙しすぎてちょっとテンぱっているのか。いや、これは予約してこなかった報復ってやつかもしれない・・・。今度からはちゃんと予約してこよう・・・。

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強烈な不安を感じながら口を開けると、すぐにドリルが口の中に入れられ、差し歯の破壊が始まった。がぁ~、きゅぃ~ん。先生が言ったとおりに痛さは感じないのだが、金属を削るので、凄い音とともにゴリゴリと振動がまともに顎と脳に響いてくる。この嫌な感触はしばらく耳に残りそう・・・。

私の不安を裏腹に何事もなく差し歯は外れたが、外れた瞬間、金属が焦げた臭いとか、食べ物の腐ったような臭いとか、薬品臭とか、色々なものが混じったとても嫌なにおいが口の中に広がって、むせかりそうになった。

毒ガスのイメージ(*イラスト:よっとさん)

(*イラスト:よっとさん 【イラストAC】

自分の使っていた物ではあるが、毒ガスといった感じの悪臭。臭くてもまだ愛着がわく体臭とは大違い・・・。よく口は汚いものというが、まさにその通り。この臭いをかげば誰でも納得できると思う。そして日々こういった作業をしている歯科医という仕事は大変だな・・・と、改めて思ってしまう。

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銀歯を外した後は、ドリルを金属用から歯を削るものに替え、虫歯となっている部分を削って今回の治療が終わった。

本来なら、引き続き新しい被せ物用の型取りをして・・・となるのだが、年の暮れの為、新しい銀歯は直ぐには出来てこない。期間が長く開いてしまうと詰め物が合わなくなる可能性が高いとかで、年初めにもう一度訪れ、歯を綺麗に削り、その時に型を取るとの事だった。

差し歯のイメージ(*イラスト:改築工房さん)

(*イラスト:改築工房さん 歯科素材.COM

ということで、今日は銀歯を外した歯には何も被せずに治療が終わった。なるべく使わないよう反対側の歯で噛んでくださいとの事だったが、このむき出しのような状態で大丈夫なの・・・。更なるトラブルが引き起こされるのではないかと、少し心配。

何かあると、旅行延期になってしまいかねない。今年の正月は大人しくして過ごそう。そして、念のため歯磨きは一日に何回もすることにしよう。

5、一件落着

おせち料理のイメージ(*イラスト:UMIさん)

(*イラスト:UMIさん 【イラストAC】

長いユーラシア大陸横断の旅を控えているので、今年の正月は日本のありきたりな正月をかみしめつつ、歯もだが、健康その他、全てにおいて問題が起きないよう無難な感じで過ごした。

注視していた2000年問題の方は、日本を含め、海外でも特に大きな問題は起きなかった。何事もなく2000年が始まり、ホッとした半面、あれだけ大騒ぎしたのに何も起きなかったではないか・・・。出発を延ばしたり、大きな心配をする必要がなかったな。またマスコミに踊らされたな・・・といった、肩透かしを食らったような心境でもあった。

でもまあ、きっと陰で多くのエンジニアが努力をした結果なのだろう。詳しい事情は分からないが、きっとそうに違いない。名もなき英雄たちに感謝しておくべきかな。

ノストラダムスの予言のイメージ(*イラスト:ふじおかゆきこさん)

(*イラスト:ふじおかゆきこさん 【イラストAC】

それよりも・・・、前年、1999年7月に人類が滅びるといったノストラダムスの大予言の時も、日々マスコミが大騒ぎをしていたが、結局、何も起きなかった。今回もそれと全く同じパターン。

しかも事が過ぎると、あおりにあおったマスコミは、「2000年問題。そんなこともあったけ・・・」といった感じで、キリスト生誕2000年、いわゆるミレミアムが始まったと、大騒ぎをしている。まったく節操がない。

初売りのイメージ(*イラスト:しゅうぽんたんさん)

(*イラスト:しゅうぽんたんさん 【イラストAC】

さて、新年が始まり、最初の診察日の朝、初売りに向かうような感じで、歯医者に向かった。

歯医者に入り、受付の女性に診察カードを出すと、「あけましておめでとうございます」と、挨拶された。歯医者通いが長いとはいえ、歯医者でこういう挨拶をするのはなかなか新鮮だ。とはいえ、できれば新年早々、営業初日の朝っぱらから歯医者に来たくはない・・・。

長い休み明けなので、歯医者には正月の間にトラブルがあった人がわんさかと来ているのでは・・・などと思ったのだが、意外にも人は少なく、病院内は静かな感じだった。

ただ電話はよく鳴っていて、受付の女性が「今日からやってます」とか、「何時に来てください」といった対応をしていた。どうやら予約の患者は少ないけど、もう少ししたら飛び入りの患者で忙しくなりそうな感じだ。

電話対応する歯科衛生士のイメージ(*イラスト:きのこさん)

(*イラスト:きのこさん 【イラストAC】

診察室に入ると、先生とも「あけましておめでとうございます」と挨拶をし、治療が始まった。まず歯を軽く削り、その後、慎重に型取りを行った。

今回は飛行機の予定が決まっているので、失敗が許されない。一度型がずれて合わなかったことがあるので、今回は万全を期して何回も粘土みたいなものを咥えさせられた。

奥歯の型取りなので、しっかりと奥まで型を押し込まれる。これが結構つらく、その度に「うっ」とむせかりそうになり、チワワのように目をうるうるとさせていた。

チワワのイメージ(*イラスト:ghostcatさん)

(*イラスト:ghostcatさん 【イラストAC】

辛いが我慢。ここで失敗すると飛行機の予約を変更しなくてはならなくなる。それは避けたいので、いつになく真剣に型取りを耐えた。

型取りが終わると、型を取った後に何かあったらいけないということで、プラスチックのようなパテで簡易的な差し歯を作り、それを被せて診察が終わった。

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そして9日後、今日は差し歯が出来上がる日。ちょっと緊張しながら歯医者に行き、診察を受けると、ピタッと一発で銀歯がはまった。念入りに型を取ったおかげというやつだ。

接着剤を入れて固定した後は、噛み合わせをみて、銀歯の高さを調節してもらった。しばらくカチカチと噛み合せたり、削ったりしていると、銀歯を被せたときに感じた違和感がなくなり、治療は無事に終了。奥歯が復活した。

奥歯の銀歯のイメージ(*イラスト:ジョウモンさん)

(*イラスト:ジョウモンさん 【イラストAC】

結局、今回の治療では1回も麻酔を使わなかった。今まで歯医者といえば必ず麻酔を打ってから治療が始まっていたので、ちょっと不思議な感じの治療だった。

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治療が終わると先生にお礼を言って、歯医者を後にした。来週もう一度かみ合わせのチェックと、歯のクリーニングに訪れなければならないけど、まあなんとか無事に虫歯の治療が終わったので、飛行機の予約を取り消さずに済み、予定通りに旅に出られる。

飛行機での旅立ちのイメージ(*イラスト:ちょこぴよさん)

(*イラスト:ちょこぴよさん 【イラストAC】

もし前歯が折れることがなければ、2000年問題には目をつぶって、季節のいい秋ぐらいに出発しようかと思っていたけど、前歯が折れてしまったことで、少し旅の計画が狂ってしまった。でもまあ、それも運命。いわゆる巡り合わせというやつだ。

旅立ちがずれたことで、何が変わるだろうか・・・。出会う人や、季節が微妙にずれ、旅の様子も違ってくるはず。そのことで数奇な出来事や、運命の人と巡り合ったりして・・・そんなことを想像すると楽しい。縁は異なもの味なものってなものだ。

これからの旅に思いをはせながら自宅への道を歩いていたのだが、途中から、ふと今までの歯医者の体験は夢物語だったのでは・・・。と、少し不思議な感覚がしてきた。

夢物語のイメージ(*イラスト:NOAHさん)

(*イラスト:NOAHさん 【イラストAC】

そう思うのも、一番最初に治療してもらった歯がやっと治った感覚に陥ったからだ。思えば右の奥歯に穴が開き、歯医者通いが始まった。その後、前歯の虫歯、その他多くの虫歯、更には前歯が折れ、親知らずの抜歯と続き、今回、再び右の奥歯と、口の中を一周して戻ってきた。

その為、今まで受けてきた歯医者での治療が、懐かしいような、夢だったような気分になってしまったというわけだ。

夢だとしたらなんと長い夢なんだ。そしてなんて痛い夢だったのだろう。でもその歯医者の物語はもう終わり。今度はユーラシア大陸を舞台とした冒険のはじまりだ。世界を股にかけて、各国の歯医者を楽しむぞ・・・。いや、違った。世界各国の文化を楽しんでくるぞ。

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第3章 ユーラシア大陸横断
#3-2 振り出しの虫歯
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