旅人とわんこの日々 タイトル

旅人とわんこの日々
世田谷編 2005年Page7

世田谷(砧公園)での犬との生活をつづった写真日記です。

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10、トイプードルの子犬(2005年6月上旬)

トイプードルとチワワの写真
トイプードルとチワワ

今日、家に帰ったらチワワとキャバリアが来ていた。更にトイプードルの子犬も来ていた・・・。って、なんでトイプードルがいるの?

ま、まさか、妹が飼い始めたとか・・・。ビックリして母親に聞くと、妹が預かっているもので、体調が悪いからちょっと診ていて欲しいと頼まれ、犬の面倒を見ているんだとか。

なんだ。そういうことか・・・。今年の初めにはオーストラリアに両親と妹が旅行に行き、その間3匹の犬の面倒を一人で見なければならなかった。その大変だったこと。これ以上増えたら、さすがにかなわない。

トイプードルの様子
トイプードル

最近は小さなプードル、世間で言うトイプードルを公園で見かけることが増えてきた。バブル以前はマルチーズが不動の1位で、ポメラニアン、ヨークシャーテリアが続く人気となっていた。

バブル期になると、ステータスが重視され、外車やら大きな犬がもてはやされ、ゴールデンレトリバーが人気となった。バブル後は胴長短足のダックスフンドが人気となり、ここ最近ではCMの影響でチワワが人気となっている。

このように犬の流行りも世の中の状況や趣向で変わっていくもの。最近の公園の様子を見ると、また新しい波がやってきたのかな・・・といった印象を受ける。

それにしても・・・、私の中のプードルといえば、そこそこ(7、8キロ)の大きさがあって、色は白くて・・・といった印象があったが、最近のプードルは小さくなり、しかも茶色ばかり。昭和時代の印象が強いと、かなりの進化、いや、違和感を感じてしまう。

白いプードルのイメージ(*写真:SakuraRさん)

(*写真:SakuraRさん 【写真AC】

少し調べてみると、本来のスタンダードなプードルは大型犬となり、体高が45~60cm、体重が16~25kgの大きさがある。

それを小型化していき、柴犬よりも少し小さいサイズのミニチュアプードルが昭和に少し流行り、更にそれを小型化していき、トイプードルと呼ばれる小型サイズが最近人気となっているといった流れのようだ。

少し未来の話をすると、トイプードルを含めたプードルが人気犬種ランキングの上位に顔を出すのが2003年。突如として3位へ浮上してきた。とはいえ、2002年が8位、2001年が11位、2000年が13位なので、徐々に人気となっているのが分かる。

2003年から2007年までは1位ダックスフンド、2位チワワ、3位プードルの順は変わらないのだが、2008年にはトップに躍り出て、1位プードル、2位チワワ、3位ダックスフンドの順になり、それ以降、2022年までその順番は変わっていない。

白いプードルのイメージ(*写真:acworksさん)

(*写真:acworksさん 【写真AC】

プードルの原産地は、フランスとなっているが、ヨーロッパ各地にいたとされ、フランスで流行したのでフランス産となっているとか。起源については不明な点が多いようだ。

プードルの語源は、ドイツ語の「pudel」になり、「水中でバチャバチャと音を立てる」という意味になる。プードルといえば、アフロのように体毛がもさっとしたのが特徴になる。見た目のモワッとした体毛から想像しにくいが、実は泳ぎが得意で、古くは水辺の狩猟、例えば鴨猟の回収犬として使われていたとか。

泳ぐプードルのイメージ(*写真:ポギポギさん)

(*写真:ポギポギさん 【写真AC】

空気を含んだ体毛が浮き輪代わりになるのだろうか・・・。私の中では水の抵抗が大きくて、泳ぎにくそうに思えてしまうのだが・・・。そのへんは実際に泳いでいるのを見たことがないので、なんとも言えない。

また賢い犬種としても知られている。全ての犬種のなかで、ボーダー・コリーに次ぐ第2位の知性を持っているといった研究発表もされている。本当かどうか、或いは個体差もあるので、一概にそうとはいえないと思うが、警察犬に採用されている実績もあるので、それなりに知性があり、飼いやすい犬種となるのだろう。

お昼寝中のキャバリアの写真
お昼寝中のキャバリア

チワワのポーちゃんは自分よりも小さなトイプードルに興味津々。お姉さんぶっている様子が微笑ましかった。チャーミーとキャバリアは他の犬には関心なしといった感じで、風通しのいい涼しい場所でお昼寝中。このへんは犬の性格によって違うようだ。

さて、このトイプードル。妹から、場合によっては2、3日預かって欲しいと言われていたみたいだが、夕方遅くには妹がやって来て、犬を連れ帰っていった。

なんでもこのトイプードルは重い病気にかかっていて、先が長くないんだそうだ。看取りボランティアの人と連絡が付いたので、これから持っていくとのこと。体調が悪いというだけあって、ヨタヨタとおぼつかない足取りで歩いていたけど、そんなに悪い状態だったんだ・・・。

せっかく知り合えたのに、ちょっと悲しい。出会わなければよかった・・・のだろうか。それとも出会えてよかったのだろうか・・・。心中は複雑だった。

11、梅雨の散歩(2005年6月10日)

梅雨のイメージ(*イラスト:330さん)

(*イラスト:330さん 【イラストAC】

今年も梅雨入りした。日本は四季のある国という表現が一般的だが、どう考えても春でも夏でもないこの梅雨時分は、雨季ってやつだと思う。なので、合わせて五季になると個人的には思っている。

とはいえ、一人で博識ぶって「日本は五季の国だ」と主張したところで、周囲からは「まあそうだね・・・」と冷たい相槌しか返ってこない。四季という言い方に慣れているから四季でいいんじゃないのといった反応だ。

冷めた反応のイメージ(*イラスト:ちょこぴよさん)

(*イラスト:ちょこぴよさん 【イラストAC】

それに、五季より四季の方が遥かに言葉の響きがいい。もし仮に異常気象となり、明らかに日本の季節が変わったとしても、日本で四季以外の言い方が広まることはないだろう。と、みんなの反応から私は確信している。

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まあ四季でも五季でもどっちでもいいのだが、この雨が多く、ジメジメと不快な季節は何とかしてほしい。犬の散歩をするのも一苦労だ。

特に我が家の犬は大きいし、毛が長いので、地面が濡れているだけでも普通の犬よりもびっしゃりと濡れてしまう。

レインコート ビアデッド・コリーの写真

雨対策として、レインコートとブーツを買ってみたのだが、実際はあまり使っていない。

使っていない理由は幾つかあるのだが、まず犬は足が四本もあるので、ブーツを装着するのが面倒くさい。装着しながら人間は足が二本で楽だな・・・と思ってしまう。

またレインコートを買った時期が成長期だったので、幾分サイズが小さく、首を通すのがちょっときついし、長さが少し足りなく、お尻の辺りも濡れてしまう。

結局濡れるし、どのみちタオルでお腹辺りを拭かなければならない。それにびしょびしょに濡れた靴やレインコートを脱がすのも地味に大変だったりする。

犬にドライヤーをかけるイメージ(*イラスト:つるみさん)

(*イラスト:つるみさん 【イラストAC】

で、装着、脱着の手間を考えると、小雨の時にちょこっと散歩して、すぐに戻って、タオルで一気に拭いてしまい、さっとドライヤーを浴びせればいいか・・・となってしまうのだ。

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