旅人とわんこの日々 タイトル

旅人とわんこの日々
世田谷編1 2003年 Page2

ワンコのいる日常と旅についてつづった写真ブログです。

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2、あごひげのコリー(2003年2月中旬)

ビアデッドコリー あごひげの写真

ビアデッド・コリー(Bearded Collie)は、英語で「あごひげのコリー」とか、「ひげを生やしたコリー」という意味になる。

全身が長い体毛で覆われているので分かりにくいが、「あごひげのコリー」の名の通り、口の周りや下あごの下に長い毛が生えるのが特徴になる。

ネパールで見かけたポリッシュ・ローランド・シープドッグ(たぶん・・・)の写真
ネパールで見かけたポリッシュ・ローランド・シープドッグ(たぶん・・・)

コリーの名が付いているが、ポリッシュ・ローランド・シープドッグとハイランド・コリーという犬種を掛け合わせて作出されているので、純粋なコリー犬種ではない。

特徴的な毛むくじゃらで、あごひげのある外観は、ポリッシュ・ローランド・シープドッグの容姿によるもの。同じ系統のオールド・イングリッシュ・シープドッグを含め、個体やトリミングの仕方によってはビアデッド・コリーと見分けがつかないことがある。

コリーのイメージ(*イラスト:おきあみさん)

コリー(*イラスト:おきあみさん 【イラストAC】

といったわけで、コリーと名が付いてはいるものの、世間一般で認知されているコリー犬とは似ていない。というより、コリーらしい部分がほとんどない。首回りが白いぐらいだろうか・・・。

なんでコリーと名付けたのだろうか。コリーよりもシープドッグと名付けたほうが誤解が少なくてよかったのでは・・・、と思ってしまう。

実際、公園で散歩させているときに、「珍しい犬ですね。なんの種類(何犬)ですか?」と聞かれることがあるが、「コリー」の名を聞いて、「えっ、これ、コリーなんですか・・・」と驚く人が多い。そしてこっちも説明に困る・・・。

ビアデッドコリー ボール遊びの写真
ボール頂戴~♪
ビアデッドコリー ボール遊びの写真
むぐぅ

ビアデッド・コリーの特徴である長い体毛やあごひげは、ちゃんと手入れをしていたり、きれいにしている時には美しく感じたり、エレガントに感じたりするが、ベトベトした食事を与えたり、外でボール遊びをした後には、口の周りが汚れて大変なことになってしまう。そうなると、途端に貧相な感じに見えてしまうのが悩みの種だ。

貧相に見えるだけならいいが、汚れたままほっておくと、唾液や食べ物などが毛に絡まった状態で固まってしまう。そうなると粘土状に固まり、そっとやちょっとでは落ちてくれない。

こうなってしまうと、もうシャンプーをしても、クシでといても駄目。ハサミでその部分を切るしかない。

そうならないためにも、汚れたらすぐにでもきれいにしたいところだが、口回りをいらわれるのをとても嫌がるので、口回りの手入れには本当に苦労している。

ビアデッドコリー 毛解きの写真
やだ~、やめて~

例えば、牛乳が大好きという犬がほとんどだろう。うちの犬も大好きで、与えると喜んで飲むのだが、気軽に与えることはできない。

飲み終わった後にちゃんと口の周りを拭かないと、顎の毛に付いた牛乳の雫がぽたぽたと床に落ちて汚いし、口の周りが気持ち悪いのか、すぐにカーテンやソファー、壁などに口を擦りつけて拭こうとするので、あちこちが汚れたり、臭くなる。

なので、与える場合は飲み終わるのを待ち、すぐにペーパータオルなどで口を拭くのだが、口の周りを拭かれるのが嫌なので、結構抵抗してくる。

でも犬に怒られようが、ちゃんと拭いておかないと被害が拡大してしまうので、やらないわけにはいかない。この面倒な儀式をやりたくなければ、最初っから与えない。そうなってしまう。

可愛いペットなので、自分がコーヒーを飲むときなどに、お前も飲むか・・・と足元にいる犬にもあげたいところだが、気持ちのゆとりがある時じゃないととても与えられない。

ビアデッドコリー 口の周りがぼさぼさの写真
口の周りが爆発状態
(あちこちに顔をこすりつけた後)

実際に飼ってみないと分からない事は多い。毛が長いと、短い犬よりも色々と手入れや掃除が大変だとは理解していたが、最初に考えていたよりも遥かに様々な場面で大変だった。

もし次に犬を飼うとしても、長毛犬、特に口の周りに長い毛がある犬は飼わないと心に決めている。

3、日向ぼっこ(2003年2月下旬)

日向ぼっこ ビアデッド・コリーの写真

ビアデッド・コリーは、全身を長い体毛で覆われているのが特徴になる。

毛むくじゃらな外観から、夏は超絶的に暑苦しく、冬はホカホカと暖かそうに感じるが、実際はそこまで毛が密になっていないので、見た目ほど大袈裟ではないようだ。

おそらく、気温の感じ方は普通の芝犬と変わらなく、若干、蒸し暑さに弱いかな・・・といったところだろう。一緒に暮らしていると、そんな感じに思える。

日向ぼっこ ビアデッド・コリーの写真

冬でもそこまで寒さを苦にしないが、やっぱり日の当たる暖かい場所が好きだ。晴れた日はベランダの日差しのある場所でお昼寝するのが日課となっている。

チャーミー御自慢の毛皮は、シックな白黒のツートンカラー。ボディーの部分は黒なので、太陽の熱を吸収しやすい。

その為、日差しが強くなる2月後半くらいからは、ベランダに出ても20分ぐらいで暑さに耐えられなくなり、「はぁーはぁー」言いながら室内に戻ってきたりする。

更に暑い時期になると、ベランダに日影の部分がなければ5分ほどで室内に戻ってくることになる。そして室内で体が冷めたら、また外へ出ていくといったことを繰り返す。

暑いのは分かるのだが、部屋の窓を閉め切って冷房や暖房を入れている時に、「窓を開けて外に出してくれ~」、「暑いから早く中に入れてくれ~」と、時間を空けずに注文されると、「どっちかにしてくれよ!」「外が暑いのは分かっているでしょ。少しそこで我慢していなさい。」と、文句を言いたくなる。

もちろん文句を言ったところで、馬耳東風。いや、犬耳東風。当然の要求といった感じで、全く気にしたそぶりをみせない。さすがにこの時はあまり可愛くない。

日向ぼっこ ビアデッド・コリーの写真

チャーミーがベランダから室内に戻ってくるときには、決まって日差しを浴びた体毛が電気毛布のように熱くなっている。触ると、これがなかなか気持ちよかったりする。

仕返しだとばかりにペタペタと何度も触っていると、「暑いのに何するんじゃ!」といった感じで、犬に怒られるのも我が家の日常となっている。

あと数カ月もすればチャーミーは10歳になる。体は元気だが、年齢的には老犬の域になる。そういった目で見ているのもあるが、日常の仕草でも老犬のような雰囲気をちょくちょく感じるようになってきた。

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