旅人とわんこの日々
世田谷編 2006年Page3
世田谷(砧公園)での犬との生活をつづった写真日記です。
3、散歩初め2006(2006年1月2日)
人生初の初日の出ツーリングから帰宅した翌朝、「このいい流れを断ち切ってはいかん!」「昨日はすっきりとした日の出を見れなかったので、今日も日の出を見るぞ!」と、日の出時間に合わせて砧公園へ犬の散歩に行こうと思っていたのだが・・・、昨日の疲れもあって、起きたら9時前。もう日はしっかりと昇り、犬の散歩も父親が済ませた後だった。
まあいいか・・・、それよりも箱根駅伝が始まってる。今年も順当に駒大か・・・と思いきや、山梨学院大や中央大学やら目まぐるしく首位が変わっていく。目が離せない展開というやつだ。
夢中になって見ていたら、あっという間に昼過ぎ。初詣は昨日行ったし、今から特にすることもないな・・・。明日から仕事だし・・・、足も痛いし・・・、ゆっくりとしよう。
そう、昨日、初詣で訪れた久能山東照宮の千段以上もある階段を登ったことで足が筋肉痛になってしまい、けっこう歩くのがしんどい状態。
自分のペースでゆっくり登っていればここまで足が痛くならなくて済んだものを、友人と張り合って登るからこういったことになってしまうのだ。ほんと、負けず嫌いな性格には困ったものだ・・・。
駅伝が終わってからは少し部屋の片づけを行い、その後犬を連れて砧公園へ。2006年の散歩初めとなる。
こんな時間に散歩に連れて行ってもらえるなんて・・・。しかも砧公園に。うれしさ全開のチャーミーに対して、飼い主の方はしかめっ面。思った以上に歩くと足が痛い・・・。
チャーミー、あんまり引っ張るなよ。足が痛いんだから・・・。ワンコには悪いが、ゆっくりと公園に行き、ちょこっと遊ばせるだけで済ませてしまった。
初日の出ツーリングに出かけたことで、今年一年活動的になれる気がしたけど、実際は元旦だけ張り切って終わりだったりして・・・。3日坊主ならぬ、1日坊主ってやつ。
いやいや、まだ今年は始まったばかりだ。もっと大局的に物事を考えよう。今日はこれが精一杯だが、日々やれることを積み上げていけば、きっと今年の終わりには大きく何かが積みあがっているはず・・・。
ちなみに、チャーミーは今年の秋に13歳になる。人間だと中学生に進学する年だ。
13歳と聞くと、13という数字から13階段とか、死神を連想し、不吉で、何かよからぬことが起こりそうにも思えてくる。平均寿命が15歳前後の犬にとっては、年齢的にもまさに厄年といった感じがしてしまうが、13という数字は必ずしも縁起の悪い数字ではない。仏教では縁起がいいと解釈されることもある。
どっちにもとれる厄介な数字になるが、やっぱり13歳だったからだ・・・というような不幸なことが起こらぬように、今年もきちんと面倒をみていこうと思う。
4、大雪の日(2006年1月21日)
朝起きてみると、かなり雪が積もっていた。東京でここまでしっかりと雪が積もるのは、1998年の成人の日以来だろうか。
雪にめっぽう弱いのが、大都会東京。お決まりの展開となり、交通は混乱し、交通事故や転倒が多発。今日が土曜日で良かったと思っている人も多いことだろう。
とはいえ、今日からセンター試験。受験生にとっては、よりによって今日降らなくても・・・といった迷惑な雪に違いない。
というより、センター試験とか、成人の日には、よく雪が積もっている気がする。テレビで雪のため開始時間が遅れた・・・といったような報道をよく見るせいで、そういった印象が強いのかもしれないが、きっとそういった巡り合わせのある日なのだろう。
特に用事のない身としては、せっかくの大雪。こんな機会は滅多にないぞ。砧公園の雪景色をカメラに収めておこう。ってことで、長靴を履き、雪が積もる公園を散策してみた。
公園内を写真を撮りながら歩いていると、かなり雪が積もっているというのに犬を連れて散歩している人がいた。
犬が可哀そう・・・、いや、かなり楽しそう。犬がリードをぐいぐいと引っ張っている。そうだ。うちのワンコも雪が好きだ。連れてきてみよう。ってことで、一旦家に戻って、今度はチャーミーを連れて砧公園を歩いてみた。
雪が積もった時に近所を少し歩かせたことはあっても、砧公園に連れてくるのは今回が初めて。
いつもと違う公園の様子にチャーミーは大はしゃぎ。一面の銀世界を楽しそうに走り回っていた。このへんは寒さに強い牧羊犬らしさといったところだろうか。
雪の中を犬が歩き周る様子は、いつもの砧公園、いや、東京ではない感じ。特に梅林内を歩く様子は、非日常的な感じで、違った世界に迷い込んだかのようだった。
いつもと違った雪の中を走り回れて、犬はご満悦。頻繁に雪の中に顔を突っ込んでいたので、立派なあごひげも雪まみれ。
この後は体中の長い毛にも雪がどんどんと絡まっていくといったお決まりの展開となっていき、家に帰るころには雪だるまならぬ、雪ワンコになっていた。
5、大雪の翌朝(2006年1月22日)
昨日の大雪がうそのように、今日は朝から清々しいほどの青空が広がっていた。東京の平野部では雪が積もってもすぐ溶けるので、青空の下の白銀の世界は滅多にお目にかかれなかったりする。
昨日は雪が積もる公園にチャーミーを連れだしたら、長い毛に雪が絡んで雪ワンコになってしまった。家に帰ってから、なかなか雪が取れなくて後始末が大変だったけど、懲りずにまた犬を連れて早朝の砧公園を訪れてみた。
公園を訪れてみると、日曜日とはいえ、朝の公園には誰もいなく、雪の中に沢山の雪だるまが不気味に立っていたのが印象的だった。雪がやんだ午後から多くの子供たちが訪れ、製作したのだろう。
昨日と同様に梅林を訪れてみると、昨日の禍々しさはなく、今日は清々しい感じの雪景色になっていた。
梅林と清掃工場の煙突のある風景がお気に入りの景色なので、ここで記念撮影。雪の中でワンコがよく映えている写真を撮れて満足。わざわざ訪れたかいがあったというものだ。
でも、あまりのんびりとしてもいられない。雪が溶けだしたら足が泥だらけになってしまう。ということで、写真を撮ったら急いで家に戻った。
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