旅人とわんこの日々 タイトル

旅人とわんこの日々
世田谷編 2005年Page5

世田谷(砧公園)での犬との生活をつづった写真日記です。

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7、犬の誕生日とケーキ(2005年5月上旬)

ハッピーバースデーのイメージ(*イラスト:れいれいさん)

(*イラスト:れいれいさん 【イラストAC】

犬にも誕生日がある。あるけど、きっと誕生日の意味を知っている犬はいないだろう。

過去のことよりも、その日を精一杯生きる。犬と暮らしていると、犬はそんな感じで生きているように思える。

誕生日 キャバリアの写真

今日はキャバリアの誕生日とのことで、妹が犬たちとともに犬用のケーキを携えて我が家にやってきた。キャバリアは今日で3歳になり、チワワのポーちゃんは1か月ほど前に2歳になっている。

我が家のチャーミーはというと、あれ、何歳だったけな・・・。私が大学に入る前の年だから・・・1993年生まれだったな。今年が2005年だから、8月の誕生日に12歳に・・・。えっ、もう12歳。あらら、干支を一回りし、年女になってしまうのか。

なんとなく年をとっているのは知っていたが、改めて数えてみてビックリした。一緒にいるのが当たり前だし、外観もほとんど変わらない。それに、犬には卒業や入学といった分かりやすい節目がない。なので、ほんと、気が付いたら年が増えているという感じだ。

誕生日ケーキのイメージ(*イラスト:naotaさん)

(*イラスト:naotaさん 【イラストAC】

誕生日か・・・。チャーミーが我が家にやってきて、最初の数回は誕生日を祝ってあげたような・・・記憶があるのだが、それ以降で誕生日を祝ってあげた記憶がない。

もしかしたら私のいない間に家族が祝ってあげていたのかもしれないが、近年では、「どうせ犬は誕生日を理解していないから、祝っても無駄・・・」と言い訳し、面倒なのでやっていない。

考えるイメージ(*イラスト:ちゃむまっぴーさん)

(*イラスト:ちゃむまっぴーさん 【イラストAC】

でも、今回、妹が犬の誕生日を祝っている様子を見ていて、色々と思ところがあった。まずきちんと祝うことによって愛犬の年を再確認できるのがいい。ほんと、長年犬を飼っていると、何歳かわからなくなる。

それに犬の一生は人間よりもはるかに短い。一年一年、そして一歳一歳確認しながら大切に時を積み重ねてあげることも大事なことかもしれない。何より、よくわからないなりに犬が喜んでいる。

誕生日を祝うのもありじゃない。そう思い直すのだが、今後、実際にチャーミーの誕生日を祝ってやるかというと・・・、どうなのだろう。またその時になって考えよう・・・。

誕生日ケーキとキャバリアの写真

今日、妹が持ってきた犬用のケーキは、小さいカップケーキタイプのものだった。一つはキャバリアのような絵柄になっていて、可愛らしい。それに犬用のケーキながら、見た感じがとてもおいしそう。

もし何も注意書きがないまま冷蔵庫に入っていたら、これはうまそうだな。と、うっかり食べてしまうかもしれない。

聞くと、人間が食べるものと同じ材料で作っているので、食べても全く問題はないけど、犬用なので甘くなく、見た目とのギャップでガッカリしてしまうとかなんとか。

最近流行りだしたノンアルコールビールってなところかな・・・。でも甘くないケーキなら、人間用のダイエット食として売れるかもしれない・・・。

誕生日ケーキとビアデッドコリーの写真

小さいケーキとはいえチワワには大きすぎるので、1つはチャーミーにおこぼれがきたのだが、遊ぶおもちゃだと思ったのだろう。なんじゃこれ。という表情をしていた。

あまり好きではなさそうな素振りだったので、妹がせっかくだからと写真をパシャパシャ撮っていたのだが、ふと匂いを嗅いだら、これはおもちゃじゃない。うまいやつだ、と慌てて食べ始めた。

こうなったら、誰も止められない。そのままむしゃくしゃと食い散らかし、御自慢の口ひげと床が酷いことになってしまった。

誕生日ケーキとキャバリアの写真

キャバリアの分は少し切ってチワワのポーちゃんにあげる予定にしていたのだが、チャーミーが食べ始め、大騒ぎになった隙に、取られてたまるか!と、がっちりと両手で押さえながら食べ始めたので、こっちも大変なことに。おめでたいはずの誕生日会が、クリームベタベタの大惨事会となってしまった。

結局、チワワのポーちゃんはケーキを食べられずじまい。それではかわいそうなので、これで我慢してねと、犬用のおやつが与えられた。

やれやれといったイメージ(*イラスト:ちょこぴよさん)

(*イラスト:ちょこぴよさん 【イラストAC】

で、クリームでベタベタになった犬を洗って、床を掃除してと、こんな後始末が大変な犬の誕生日会はもうこりごりだということで、今後は犬にケーキをあげることは禁止とすることにした。

8、バイクレースの第2戦(2005年5月22日)

黄色塗装のZXR250の写真
黄色塗装のZXR250

今日はSLyチャレンジバイクレース 第2戦の開催日。第1戦はバイクの故障で不参戦となったので、我々にとっては2005年の初戦となり、冬の間に頑張って整備した新マシンのデビュー戦になる。

この第2戦は1時間耐久レースと、耐久レースと呼ぶにはちょっと短い。ライダー2人で交代して走るので、走行時間は一人当たり30分。ボリューム的にはちょっと物足りないが、色々と不安を抱える新マシンの初戦として考えるなら、ちょうどいい。

今回の参加チームは12チーム。昨年参加した4時間レースに比べて大幅に少なかった。おそらく、1時間のレースのためにわざわざバイクを運んできたり、準備をする手間が面倒だし、大勢で参加できないといった理由になるのだろう。

スポーツランド山梨 ZXR250 レース直前の写真
レース直前
スポーツランド山梨 ZXR250 レーススタートの写真
レーススタート
スポーツランド山梨 ZXR250 レースの写真
いきなりどん尻争い

参加台数が少ないし、一人当たりの走行時間が30分と短いので、レースが始まってみると、気合の入ったスプリントレースといった様相だった。

他のチームがガンガンと走り抜ける中、我々のチームは練習量の差というか、マシンへの習熟度が足りていない差というか、レースが始まって数周で、あっという間に最後尾に転落。

その後もあまりペースが上がってこなく、後方でハンデのある2気筒マシンなどと争っている状態だった。

スポーツランド山梨 ZXR250 ライダー交代の写真
ライダー交代
スポーツランド山梨 ZXR250 コーナーリングの写真
コーナーリング

今回の結果は、12台出走中の6位。上位チームは気合が入り過ぎて、接触や単独での転倒車が多く、冴えない走りの割には真ん中の順位で終えることができた。

昨年の場合は実際の順位は悪かったが、単気筒と空冷のハンデが25周もらえたので、最終的な順位はそこそこ良かった。

今回はハンデが付かないので、レース後の調整で順位が下がり、最終リザルトは完走8台中、8位。速い上位チームの転倒がなければもっと悪かったことを考えると、惨敗という言葉がぴったりだ。友人たちの表情が暗かったのは言うまでもない。

スポーツランド山梨 ZXR250 レース後の写真
レース後に並ぶマシン

ただ、パドックにマシンが並んでいる様子をみると、バイクの美しさは断トツで我々が一番。頑張って色を塗ったかいがあったというもの。私のセンスの良さが光っている。と、満悦。私だけニコニコと機嫌よく、後片付けをしていたのだった。

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1時間耐久レースなので、昼にはレースが終わり、その後は友人たちに手伝い賃としてファミレスで昼食をおごってもらった。

食後は、せっかくここまで来たのに、このまま帰るのはもったいない。レースを走ったわけではないので、体力は余っている。バイクに乗り、20号を長野方面に走らせ、八ケ岳の麓にある井戸尻遺跡に向かった。

エジプトのピラミッドの写真
エジプトのピラミッド

最近の私のマイブームは古代遺跡巡り。グラハム・ハンコック著の「神々の指紋」など、超古代文明の本を読んでからは、1万年前に知られざる高度な文明があったのではないかと、古代文明に興味を持ち始めた。

失われた文明というと、ムー大陸とか、アトランティス大陸がすぐに思い浮かぶだろう。海に沈んだとか言われているが、未だに発見できていない。その為、その名を聞くと、オカルトじみているとか、胡散臭いと感じる人も多いかと思う。

でも、エジプトのピラミッドはどうだろう。230万個の石を積み重ねて造った方法は、現代でもきちんと解明されていない。そもそも、当時の技術であれだけ大きな建造物を造れることが不思議だし、現在の高層ビルよりも正確な誤差で造られているのは、どう考えてもおかしい。

エジプトのピラミッドの内部の写真
エジプトのピラミッドの内部

外観も圧倒的だが、内部構造も凄い。内部にはしっかりとした直線基調で通路や部屋が造られているのだが、何千年という時の中でも全く崩れていない。コンピューターで計算したかのように緻密に石を積み上げているからこそできる代物となり、現在の常識で考えるとありえない。

また天体に異常に関心を持っていて、その知識にも驚く。現在のような望遠鏡も、電子計算機もなかったのにだ。そういったことから、地球外文明という知られざる存在があったのではないだろうか・・・などと推測したくなる。

日本でも何かそういった片鱗を見つけられないだろうか・・・。あちこち旅をしてきた私だからこそ見つけられるものがあるのでは・・・。などとワクワクしながら縄文遺跡やそれ以前の遺跡を訪れていたりする。

井戸尻考古館の写真
井戸尻考古館
井戸尻遺跡の写真
井戸尻遺跡

ここ八ケ岳周辺には今回訪れた井戸尻遺跡のほか、尖石石器時代遺跡、与助尾根遺跡、金生遺跡など多くの縄文遺跡があることでも知られている。なぜこの界隈に縄文時代の遺跡が多いのか。当たり前のことだが、その時代、彼らにとってここが過ごしやすかったからということになる。

もっと深く考えると、縄文時代は今よりも3度ぐらい気温が高く、海の高さは今よりも3~5メートル高かったようだ。遺跡に関しては今の気候がそのまま当てはまるとは限らない。例えば、砂漠の中にあるピラミッドも、建造当時は周囲に木々が生い茂っていた可能性だってある。

現在進行形で地球温暖化が進んでいるが、気温、雨量、海水面の高さなどを考慮すると、いずれまたこの遺跡がある場所が人々の暮らしの中心地になるかもしれない。そんな想像をしてみると、考古学も面白い。

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