旅人とわんこの日々 タイトル

旅人とワンコの日々
世田谷編 2005年(3/8)

世田谷(砧公園)での犬との生活をつづった写真日記です。

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4、2005年の初戦(2005年5月22日)

スポーツランドやまなし レースの写真
スポーツランドやまなし

山梨県韮崎市に「スポーツランドやまなし」というサーキットがある。小さなこじんまりとしたサーキット場で、コースは一周1キロほど。山間の斜面を利用して造られていて、コーナーはきつく、アップダウンも激しく、まるで峠道のようなコースとなっている。

このサーキットではオーナーがレース好きなのと、地元ショップの協力があって、4スト250㏄のレースが行われている。(*この当時の話で、現在は行われていない模様)

2005年からは特にレースに力を入れるようになり、「SLy チャレンジバイクレース」と名付けられた全5戦の年間シリーズが行われるようになった。約2カ月おきにレースが組まれていて、レース内容も1時間、3時間、6時間とバリエーションがあり、なかなか参加意欲をそそる。

友人は昨年からサーキットで走るのを趣味にするようになり、このサーキットへ走りに来た時に、オーナーから「250㏄のレースをやっているから、ぜひ参加してみて。」と勧誘され、昨年の秋、せっかくだからと後輩の使っていないバイクを借りて出走してみた。

初レースだったし、借り物の古いバイクだったので、結果の方はいまいちだったが、すっかりレースの虜となってしまった。そして「2005年は全5戦、全部参加するぞ。そして表彰台を目指すぞ!」と、昨年の暮れにレース用の安い中古バイクを購入し、冬の間、張り切って整備していた。

バイクの整備のイメージ(*イラスト:satosweeさん)

(*イラスト:satosweeさん 【イラストAC】

2月後半にはバイクの整備が一応完了した。で、3月中旬、実際にサーキットへバイクを運んで走らせてみるのだが、オイル漏れがしてきたり、ブレーキの円盤に小さなヒビが入るなど、問題が発生。

3月の最終日曜日が第一戦の開催日。部品の取り寄せに時間がかかり、直ってもレースの直前となる。練習時間も取れないし、途中で壊れてリタイヤという可能性もある。だったら初戦は諦め、万全な状態で第二戦から参戦する方がいいということになり、いきなり初戦から不参加となってしまった。

なんだか初日の出ツーリングと状況が被る・・・。やっぱり今年はこういった宿命を背負っている年なんだろうな・・・などと、改めて感じてしまう。

スポーツランド山梨 ZXR250 レース直前の写真
レース直前

今日はSLy チャレンジバイクレースの第2戦。我々にとっては2005年の初戦であり、頑張って整備した新マシンのデビュー戦でもある。

この第2戦は1時間耐久レースと、耐久レースと呼ぶにはちょっと短い。ライダー2人で交代して走るので、走行時間は一人当たり30分。ちょっと物足りない感じがするが、新マシンの初戦となるので、ちょうどいいかもしれない。

今回の参加チームは12チーム。前回の4時間レースに比べて大幅に少なかった。おそらく、1時間のレースのためにわざわざバイクを運んできたり、準備をする手間が面倒だし、大勢で参加できないといった理由になるのだろう。

スポーツランド山梨 ZXR250 レーススタートの写真
レーススタート
スポーツランド山梨 ZXR250 レースの写真
いきなりどん尻争い

参加台数が少ないし、一人当たりの走行時間が30分と短いので、レースが始まってみると、気合の入ったスプリントレースといった様相だった。

他のチームがガンガンと走り抜ける中、我々のチームは練習量の差というか、マシンへの習熟度が足りていない差というか、レースが始まって数周で、あっという間に最後尾に転落。

その後もあまりペースが上がってこなく、後方でハンデのある2気筒マシンなどと争っている状態だった。

スポーツランド山梨 ZXR250 ライダー交代の写真
ライダー交代
スポーツランド山梨 ZXR250 コーナーリングの写真
コーナーリング

結果は12台出走中の6位。上位チームは気合が入り過ぎて、接触や単独での転倒車が多く、冴えない走りの割には真ん中の順位で終えることができた。

昨年の場合は実際の順位は悪かったが、単気筒と空冷のハンデが25周もらえたので、最終的な順位はそこそこ良かった。

今回はハンデが付かないので、レース後の調整で順位が下がり、最終リザルトは完走8台中、8位。速い上位チームの転倒がなければもっと悪かったことを考えると、惨敗という言葉がぴったりだ。友人たちの表情が暗かったのは言うまでもない。

スポーツランド山梨 ZXR250 レース後の写真
レース後に並ぶマシン

ただ、パドックにマシンが並んでいる様子をみると、バイクの美しさは断トツで我々が一番。頑張って色を塗ったかいがあったというもの。私のセンスの良さが光っている。と、満悦。私だけニコニコと機嫌よく、後片付けをしていたのだった。

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1時間耐久レースなので、昼にはレースが終わり、その後は友人たちに手伝い賃としてファミレスで昼食をおごってもらった。

食後は、せっかくここまで来てそのまま帰るのはもったいない。レースを走ったわけではないので、体力は余っている。一人バイクを20号を長野方面に走らせ、八ケ岳の麓にある井戸尻遺跡に向かった。

エジプトのピラミッドの写真
エジプトのピラミッド

最近の私のマイブームは古代遺跡巡り。グラハム・ハンコック著の「神々の指紋」など、超古代文明の本を読んでからは、1万年前に知られざる高度な文明があったのではないかと、古代文明に興味を持ち始めた。

失われた文明というとムー大陸とか、アトランティス大陸がすぐに思い浮かぶが、これは少しオカルトじみているとか、胡散臭いと感じている人が多いと思う。

でも、エジプトのピラミッドはどうだろう。230万個の石を積み重ねて造った方法は現代でもきちんと解明されていない。そもそも、当時の技術であれだけ大きな建造物を造れることが不思議だし、現在の高層ビルよりも正確な誤差で造られているのはどう考えてもおかしい。

エジプトのピラミッドの内部の写真
エジプトのピラミッドの内部

外観も圧倒的だが、内部構造も凄い。内部にきちんとした通路が造られ、部屋もあるというのが常識ではありえない。コンピューターを使用したかのように緻密に石の重さが計算されている。

また天体に異常に関心を持っていて、その知識にも驚く。現在のような望遠鏡も、電子計算機もなかったのにだ。そういったことから、地球外文明という知られざる存在があったのではないだろうか・・・などと興味が湧いてくる。

日本でも何かそういった片鱗を見つけられないだろうか・・・。あちこち旅をしてきた私だからこそ見つけられるものがあるのでは・・・。などとワクワクしながら縄文遺跡やそれ以前の遺跡を訪れていたりする。

井戸尻遺跡の写真
井戸尻遺跡

ここ八ケ岳周辺には今回訪れた井戸尻遺跡のほか、尖石石器時代遺跡、与助尾根遺跡、金生遺跡など多くの縄文遺跡があることでも知られている。なぜこの界隈に縄文時代の遺跡が多いのか。当たり前のことだが、その時代、彼らにとってここが過ごしやすかったからということになる。

もっと深く考えると、縄文時代は今よりも3度ぐらい気温が高く、海の高さは今よりも3~5メートル高かったようだ。遺跡に関しては今の気候がそのまま当てはまるとは限らない。例えば、砂漠の中にあるピラミッドも、建造当時は周囲に木々が生い茂っていた可能性だってある。

現在進行形で地球温暖化が進んでいるが、気温、雨量、海水面の高さなどを考慮すると、いずれまたこの遺跡がある場所が人々の暮らしの中心地になるかもしれない。そんな想像をしてみると、考古学も面白い。

5、梅雨の散歩(2005年6月)

梅雨のイメージ(*イラスト:330さん)

(*イラスト:330さん 【イラストAC】

今年も梅雨に入った。日本は四季のある国という表現が一般的だが、どう考えても春でも夏でもないこの梅雨時分は、雨季ってやつだと思う。なので、合わせて五季になると個人的には思っている。

とはいえ、一人で博識ぶって「日本は五季の国だ」と主張したところで、周囲からは「まあそうだね・・・」と冷たい相槌しか返ってこない。四季という言い方に慣れているから四季でいいんじゃないのといった反応だ。

それに、五季より四季の方が遥かに言葉の響きがいい。もし仮に異常気象で日本の季節が大きく変わったとしても、日本で四季以外の言い方が広まることはないだろう。と、みんなの反応から私は確信している。

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まあ四季でも五季でもどっちでもいいのだが、この雨が多く、ジメジメと不快な季節は何とかしてほしい。犬の散歩をするのも一苦労だ。

特に我が家の犬は大きいし、毛が長いので、地面が濡れているだけでも普通の犬よりもびっしゃりと濡れてしまう。

レインコート ビアデッド・コリーの写真

雨対策として、レインコートとブーツを買ってみたのだが、実際はあまり使っていない。

使っていない理由は幾つかあるのだが、まず犬は足が四本もあるので、ブーツを装着するのが面倒くさい。装着しながら人間は足が二本で楽だな・・・と思ってしまう。

また買った時期が成長期だったので、幾分サイズが小さく、首を通すのがちょっときついし、長さが少し足りなく、お尻の辺りも濡れてしまう。

結局濡れるし、どのみちタオルでお腹辺りを拭かなければならない。それにびしょびしょに濡れた靴やレインコートを脱がすのも地味に大変だったりする。

で、装着、脱着の手間を考えると、小雨の時にちょこっと散歩して、すぐに戻って、タオルで一気に拭いてしまい、さっとドライヤーを浴びせばいいか・・・となってしまうのだ。

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